さとやま遊人郷

さとやま遊人郷の受け皿となる３つの法人には、かねてより「医療には限界がある。人が死に直面したときに大切なのは“心のありよう”でそれを支えられるような機能を融合させた医療・介護拠点をつくりたい」という一致した思いがありました。
そこで、その実現に向け、宝珠院約3,500坪の土地に隣接した約1,500坪の敷地にまずは友愛会によりクリニックと有料老人ホームという医療・介護機能を整備。ゆくゆくは同地にて医療法人・宗教法人・民間法人が連携しながら、シニア（有料老人ホーム）と虐待を受けたり身寄りのない子ども（児童養護施設）、さらには動物（動物愛護活動）までもが共生する村づくりを実現するべく、「さとやま遊人郷プロジェクト」を立ち上げその将来構想を目標に掲げ航海をはじめました。
現在では、宝珠院の本堂などの空間を開放し、隣接する双方の敷地約5,000坪を地域住民はもとより世界に向けて開かれた広場として提供し運営しています。また高齢者を「身体は老いても、精神は聖なる域に達した聖人」と位置づけ、皆の居場所となれるように取り組んでいます。
共に船に乗り込む職員、我々を必要としていただける地域の皆様、そして志を共にしていただける同志たち。ここに集うもの全ての居場所となれるよう、私たちは海を畏れぬ冒険家となり未知の領域に挑戦し続けます。